2024年7月中に5年分,8月上旬中に5年分,計10年分の作成を目標に進めていきます.
→夏休み中に作成し終わりました!!と言っても,8月26日滑り込みセーフですが…
問題については東進で自分で落とすか,僕にもらうかしてください.
2024
・解答:http://koremura.net/wp-content/uploads/2024/08/東北2024.pdf
(感想)
力学:単振動,等加速度運動,衝突と,単純な要素をたくさん盛り込んでいるだけで現象としての難しさはないが,受験生はそういうのも苦手だろうと思ったり.
電磁気:電気回路.キルヒホッフ則の立式さえできてしまえば後は設定を丁寧に追うだけだが,3題の中では単純な難易度は最も高いと思われる.
波:ドップラー効果の公式導出.苦手意識を持つ人も多いのでは.
2023
・解答:http://koremura.net/wp-content/uploads/2024/08/東北2023.pdf
(感想)
力学:地球トンネル,題材としては王道.等速円運動,天体の運動,単振動,衝突など要素が多いだけで,それぞれは独立となっている.仕事の計算や位置エネルギーの計算がやや難しいか.
電磁気:よくある静磁場中を運動する導体棒の問題の詰め合わせ.文字指定に注意.3題の中では最も簡単かと.
熱力学:熱あり過程と熱なし過程.ピストンとシリンダの2つ可動部分のあるタイプ.
2022
・解答:http://koremura.net/wp-content/uploads/2024/08/東北2022.pdf
(感想)
力学:単振動,動く座標系.特にコメントなし.
電磁気:よくある静磁場中を運動する導体棒にばねを付けた問題の詰め合わせ.
波:前半ヤングの実験,後半ブラッグの干渉条件.後半の合成波のくだりは答えを出すだけならできそうだが,やや難しいか.
2021
・解答:http://koremura.net/wp-content/uploads/2024/08/東北2021.pdf
(感想)
力学:回転リングに束縛された物体の運動.どれもこの手の問題の王道の設問.最後のグラフ選択が面白い.
電磁気:荷電粒子の運動.特にコメントなし.
波:波の式による定常波,ドップラー効果の公式導出(波の式).ドップラー効果を波の式を使った導出は出題頻度が少ないためやや難しいか.
2020
・解答:http://koremura.net/wp-content/uploads/2024/08/東北2020.pdf
(感想)
力学:衝突.現象は複雑だが誘導が丁寧なので受験生はなんとかなりそう.なお怪しい出題(補足に説明あり).
電磁気:ホール効果.特にコメントなし.
熱力学:熱あり過程.熱あり過程のみの出題のため全て同一の計算手順であるが,一つの設問の中に若干飛躍があるのでそこが難しいか.
2019
・解答:http://koremura.net/wp-content/uploads/2024/08/東北2019.pdf
(感想)
力学:単振動と回転座標系内部の運動.特にコメントなし.
電磁気:電磁誘導2タイプ両方.いずれもファラデイ則の誘導.最後の問題まできちんと考えられる受験生がどれくらいいるのかはよくわかりません(定量的議論はできないかな).3題の中ではこれが一番難しいか.
熱力学:熱あり過程,ムラあり過程,断熱過程に関する出題.誘導が丁寧であり,計算も飛躍が少ない.問(2)のばね定数の計算のみやや飛躍があるが,全体通してそこまで難しくはないか.
2018
・解答:http://koremura.net/wp-content/uploads/2024/08/東北2018.pdf
(感想)
力学:衝突と時間追跡可能な運動2種に関する出題.特にコメントなし.
電磁気:内部の見えるコンデンサに関する問題.外力の仕事と,無限回操作後の電荷が難しいか.
波:干渉.前半がヤングの実験と同様の問題で典型的.後半は波長の異なる波の干渉で難しいか.
2017
・解答:http://koremura.net/wp-content/uploads/2024/08/東北2017.pdf
力学:運動方程式を立てるだけの問題だが,何を言っているのかわからなくなってしまう受験生も出てきそう.最後の計算も出来が悪いか.
電磁気:ただの荷電粒子の運動.特にコメントなし.
波:波の式,不等式評価と数学的な色がやや濃く,受験生は手古摺りそうな問題.力学と波の出来が悪いと予想.
2016
・解答:http://koremura.net/wp-content/uploads/2024/09/東北2016.pdf
(感想)
力学:動く座標系と3体衝突の問題.問(2)の抗力の存在条件を考えて解が存在する範囲を図示する問題,問(3)は出来が悪そう.相対速度で与えられていることや,ばねの伸びの計算が受験生としてはしんどいか.
電磁気:コンデンサの中身見える系の問題.典型的な設問が多いが受験生の苦手とする問題のため,こちらもややしんどいか(ただ典型問題である(教材を復習しよう)).
熱力学:熱あり過程と準静的断熱過程.2室あるタイプのため,立式する式が増え(考えることが増え),脳のメモリがパンクしかねない.が,きちんと整理すればさほど難しくない設定.こういう添え字は嫌ですね.
2015
・解答:http://koremura.net/wp-content/uploads/2024/09/東北2015.pdf
(感想)
力学:等速&非等速円運動と衝突.現象としての複雑さはなく,計算もしやすいよう数値設定がなされている.が,現象を追っていかないといけない問題.こういう問題の出来はどうなるのか…
電磁気:コンデンサの中身を見る問題の後,電気回路.前半のコンデンサの中身問題は外力の仕事まで問うてないため出来は良いか.振動回路はコイルが出題されているため無条件で出来が悪そう.
波:問(1)が干渉,問(2),(3)が幾何光学.干渉は難しくないか(しかし受験生としては(b)は誘導が少ないか?(さすがに舐めすぎか?)).幾何光学はまぁできないでしょうね.